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松浪氏、参院選出馬を検討「(バッジがないと)活動しづらい」(産経新聞)

【松浪健四郎が語る】(1)

 昨夏衆院選に落選した自民党前衆院議員の中から夏の参院選へのくら替えを目指す動きがある。かつては大学教授やタレント活動で知られていた松浪健四郎前衆院議員(63)もその1人だ。くら替えを検討する理由と、国会議員の魅力を聞いた。さらには、ライフワークとしているアフガニスタン問題や、国政進出のきっかけが鳩山由紀夫首相だったこと、「元側近」から見た民主党の小沢一郎幹事長についても語ってもらった。

  ■自民の苦悩…参院は衆院の“落ち穂拾い”なのか?

 ――参院選に出馬するのか

 「まだ公認申請もしていないし、出馬表明もしていないが、意思は固まっている。出ようと思っています。自分で全国を動いて、可能性があるのかないのか探っているところだ。やるからには当選しないといけないから…。全国的に支持者が広がるのかどうか、というようなところもあるので」

 ――なぜ参院にくら替えするのか

 「まず、第一は、衆院の解散がしばらくないだろうということだ。それと、自分のいろんな面から見て、選挙区は広い方が戦いやすいということを痛感したからだ」

 ――次の衆院選まで待てないと

 「もちろん、(バッジがないと)活動はしづらい。それと、60歳を過ぎているから、勝負のしどきを間違えるといけないのだ」

 ――比例代表のように選挙区は広い方が戦いやすいというのは

 「今の衆院での小選挙区制度は、自分に向かない一面がありますね」

 ――向かないと…

 「やはり、衆院だと選挙区に張り付いて、選挙区の有権者との交流を密にしないといけない。冠婚葬祭に熱心でないといけない。そうすると、政治家としてやるべきいろんな仕事ができなくなる。だから、暇な人で地元にへばりついている人、こういう人が結局勝つわけですよ。だから、そういうシステムに私自身は対応できないなあと、十数年の経験から感じるようになったわけですね」

 ――自民党からは衆院大阪第19選挙区支部長に引き続き選任されたわけだが、参院選に出となれば支部長を返上すると

 「基本的にはそうなるわけだ。ただ、小選挙区の地盤で票を取ることが大きなインパクトがあるので、とりあえず支部長として一生懸命活動して、票をちゃんと掘り起こしていかないといけないと思っている」

 ――大阪だけでなく、全国からも票を集めていくと

 「それで、回っているわけです」

 ――どれくらいか

 「沖縄から山形、宮城、埼玉、静岡、香川、高知、和歌山、京都、愛知等々だ。全国に友達がいるから、その友達を頼ったり、友達が世話を焼いてくれたり…」

 ――「友達」というと

 「やはり、大学から始めたレスリングの仲間が多い。日体大の同窓が多いのということがありがたいね」

 ――どれくらいの票を取れるとみているのか

 「雲をつかむような話なのでよくは分からないが、手応えは感じている。(大阪19区でない)全国の支持者たちは今まで僕の選挙にタッチできなかった。今度はタッチできる面で大きな可能性を肌で感じている」

 ――同じように参院比例代表へのくら替えを考えている山崎拓元自民党副総裁は、公認を早く出すよう求めている。逆に公認を急がない理由は

 「選挙は7月だから…。焦りはないのだ」

 ――ところで、衆院選に落選した原因は

 「そりゃあ、力不足ですよ、候補者としての。相手のこまめさに負けたなと思っているけどね。週末だけ地元入りするようなことではダメなんだ。相手は(衆院)本会議のとき以外はずっと地元にいて、本会議だって途中でいなくなったんだ。とにかく僕よりもこまめで熱心な候補者だったから」

 ――自民党に逆風だったといわれた。現在も自民党の支持率がなかなか上がらない

 「自民党に魅力がないからでしょう。まず、国民が期待する政策、それから安全保障に対してもっともっとですね、街に出るなりして国民に訴える必要があるんですよ。鳩山政権が日米同盟をないがしろにするような形で進んでいるのに自民党は黙認しているのか、というようにみられている。ただ、今までの傾向をみると、選挙が近づくと野党の支持率は上がるんですよ。だから、自民党もそんなに焦ることはないですね」

 ――自民党内に党名変更を言う声もあるが

 「それは浅はかだ。それと、今まで平和が続いてきた、そして豊かになった、自由で民主主義が定着した誇りを自民党が持たないといけないのに、そのことで近視眼的になって、ここ数年のことしか言わないというのは、やはり先人に対して失礼だと思うね」

 ――執行部への不満も出ている

 「現職国会議員が選んだ総裁なので、われわれ外野にいる者がとやかく言うことはない。まあ、与党のパフォーマンスがなかなか秀でているので、相当のパフォーマンスが野党にも求められるのかなというふうに感じるけどね」

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